知っておきたい!≪年収の壁≫について
こんにちは。株式会社AXISです。
ご転職の相談をいただく中で、「扶養内で働きたいが年収のどこから何が変わるのか」「今後制度がどう変わるのか」といったご質問をいただくことが増えています。
働き方を考えるうえで、≪年収の壁≫は避けて通れないテーマです。
そこで今回は、“いくつかの年収ライン(いわゆる壁)”について、ポイントを整理してお伝えします。
以前は「103万円を超えると所得税が発生する」と言われてきましたが、2025年より非課税ラインが 160万円 に引き上げられ、さらに2026年から 178万円 に引き上げられることが決定しています。ご自身の所得税についての不安は払拭されていく一方で、社会保険における≪年収の壁≫については、現状ではいわゆる106万円の壁と130万円の壁が依然として存在しています。さらに今後は要件がより厳しくなる見通しもありますので、今一度ご確認をいただけると良いかと思います。
★代表的な社会保険の≪年収の壁≫
① 106万円の壁(勤務先の社保に加入するライン)
現在は、以下の5要件をすべて満たすと、勤務先の社会保険へ加入義務が発生します。
・週20時間以上
・月額賃金8.8万円以上(年収換算約106万円)
・2カ月超の雇用見込み
・学生でない
・勤務先の被保険者数51人以上
→しかし、2026年10月より賃金要件が撤廃予定となっており、また、企業規模要件も段階的に縮小され、将来的に「週20時間以上働けば原則加入」となる流れとなっております。
②130万円の壁(配偶者の扶養から外れるライン)
・配偶者の健康保険の扶養から外れ、勤務先の社会保険に加入していない場合は、国民年金・国民健康保険に加入する必要があります。
→こちらは、2026年4月以降、年収の基準については原則として残業代を含めない方針となっていきます。一時的な残業等で130万円を超えてしまっても、契約上の年収が130万円未満であれば扶養から外れない形となります(交通費は現行通り含みます)。
今後の動きを踏まえ、扶養内で働き続けることを希望するようであれば【週20時間未満、かつ130万円未満】に抑える必要がございます。
社会保険に加入することは一時的に手取りが減りますが、【将来の厚生年金が増える】【傷病手当金が受けられる】【出産・育児休業給付の対象になる】といった長期的な保障が手厚くなるメリットもあります。
扶養内にとどまるのか、将来を見据えて社会保険に加入する働き方に切り替えるのか、ライフステージ・希望する働き方・家計状況に応じて“自分にとっての正解”を選ぶことが大切です。
今後の働き方に迷った際には、ぜひコンサルタントへご相談ください。
