【2021年最新】薬剤師の年収ランキング!職場別・都道府県別に紹介
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「薬剤師の年収は高いのか気になる!」そう考える人も多いのではないでしょうか。薬剤師は国家資格が必要な職業だけあって、満足できる年収を期待したい人もおられるでしょう。

一方、年収の話は他人にしづらく、「リアルな情報を集められないのでは」と不安もあるかもしれません。

そこで本記事では、薬剤師の年収を調査し、職場別(薬局・ドラッグストア・病院)・都道府県別などのランキング形式でご紹介します。

この記事でわかること
  • 薬剤師の平均年収
  • 薬剤師の年収ランキング
  • 薬剤師が年収をアップさせる方法
  • 薬剤師におすすめの転職サイト・エージェント

これから薬剤師を目指す人はもちろん、現在薬剤師として働いている人もぜひ参考にしてみてください。

薬剤師の給料は高い?平均年収を紹介

まずは、薬剤師の平均年収をご紹介します。「賃金構造基本統計調査」によると、2020年度の薬剤師の平均年収は548.3万円でした。

 前年度の平均年収と比較すると、13.6万円プラスの数値を更新しています。

一方、大手人材紹介サービス事業で知られるdodaの「平均年収ランキング2020」によれば、日本人全体の平均年収は409万円です。薬剤師の平均年収と比べて、およそ140万円以上も下回る結果となりました。

月額換算にすると、薬剤師は日本人の平均給料よりも+月額10万円以上もの収入をプラスで得ている計算です。

薬剤師の年収は日本人の平均年収よりも高いことが分かりますね。

男女別の平均年収

男女別の年収の差はより顕著な結果になりました。日本人男性全体の平均年収が480.5万円であるのに対し、男性薬剤師の平均年収は600.6万円と大幅なプラス額です。

さらに、日本人女性の平均年収が372.6万円である一方、女性薬剤師の平均年収は535.6万円

ライフイベントが多く年収が下がりがちな女性でも、女性薬剤師の年収は日本人全体の平均年収を大きく上回ります。

年齢別の平均年収

年齢別の平均年収も薬剤師は日本人全体より高い傾向です。例えば、20代の全体的な平均年収が348万円に対し、20代薬剤師の平均年収は480万円という結果になりました。

全体を通して薬剤師の年収は平均よりも高いといえるでしょう。

出典:https://www.e-stat.go.jp/stat-search/files?page=1&toukei=00450091&tstat=000001011429
※https://doda.jp/guide/heikin/

【職場別】薬剤師年収ランキング

ここからは薬剤師が活躍できる職場をピックアップし、職場別の薬剤師年収ランキングをご紹介します。

比較する職場
  • 製薬会社
  • ドラッグストア
  • 調剤薬局
  • 病院

出典:https://www.e-stat.go.jp/stat-search/files?page=1&toukei=00450091&tstat=000001011429

1製薬会社

今回比較した職場の中では、製薬会社が高収入でした。

 初任給は22万円前後とほかの職場よりほとんど差はないものの、平均年収は600~1200万円の高水準で薬剤師全体の平均年収を大きく上回る結果になりました。

製薬会社の年収がトップクラスなのは、昇給の伸び率が高い傾向にあるからだと考えられます。

よって、「薬剤師になったからには、給与が高い職場で働きたい!」と考える人は、製薬会社への就職が向いているでしょう。

高収入を期待したい人にもおすすめです。

2ドラッグストア

2番目に薬剤師の年収が高い職場は、ドラッグストアです。ラッグストアで働く薬剤師の年収は500~800万円と平均よりもやや高い額が特徴的。

 初任給も25~35万円という結果になり、ほかの職場よりも高水準の給与額です。ただし、ドラッグストアは地域によって給与額に差があることもあります。

よって、ドラッグストアで就職を希望するなら地域ごとの年収モデルを入念に確認しておきましょう。

なお、全国展開しているドラッグストアは人手不足の可能性が高く、給与がやや高めに設定されがちです。高い年収を目指すなら、全国エリアに出店しているドラッグストアが適しています。

3調剤薬局

調剤薬局で働く薬剤師は平均年収が450~700万円という結果になりました。

 全体的な薬剤師の平均年収と比べると、ほぼボリュームゾーンに位置しています。なお、初任給は22~30万円なので、地域によってやや差があると考えられるでしょう。

調剤薬局の特徴は上位の職場と比べて拘束時間が短いこと。完全週休2日制や残業がほとんどないなど、働きやすさに強みのある職場といえます。

給与の高さよりもワークライフバランスを重視したい薬剤師におすすめです。

4病院

薬剤師の職場別年収ランキングでは病院が最下位になりました。病院で働く薬剤師の平均年収は400~650万円です。

 病院によっては、全体的な薬剤師の年収を下回ってしまう可能性があります。

なお、初任給も20~25万円に留まり、ほかの職場よりもやや低めの印象です。

病院で働く薬剤師が年収を上げたい場合は、薬局長をはじめとしたポストに就く必要があります。しかし、病院で働く薬剤師の人数が多ければ昇格も難しい場合もあるかもしれません。

病院は医師・看護師などとチームで働くため、収入よりもチーム制で働くやりがいを感じたい人におすすめです。

【都道府県別】薬剤師年収ランキング

最後に、47都道府県別の薬剤師年収ランキングをご紹介します。自分が住んでいる地域がランクインしているかどうか、チェックしてみてください。

順位 都道府県 平均年収
No.1 静岡県 699万円
No.2 長野県 690万円
No.3 高知県 643万円
No.4 島根県 626万円
No.5 愛知県 622万円

薬剤師の年収が高い都道府県として、静岡県が1位になりました。薬剤師全体の平均年収は548.3万円なので、平均年収をおよそ150万円上回る結果です。

2番目に年収の高い都道府県は長野県、3番目は高知県と首都圏以外の地域が続々とランクインしています。

 都道府県別の年収ランキングから分かるとおり、必ずしも首都圏の薬剤師は年収が高いとは限りません。

例えば、東京都の平均年収は554万円に留まり、全体の平均年収をやや下回る結果になっています。首都圏よりも地方の平均年収が高い理由は、地方の人手不足が挙げられます。

高齢化が進んでいる地方は医療・薬の需要がある一方で、常に薬剤師が不足している状態です。そのため、首都圏よりも地方の平均年収が高い傾向にあります。

よって、首都圏の就職にこだわらないのであれば、Uターン・Iターンとして地方への就職がおすすめです。地方就職はライバルが少ないのも大きなメリットといえるでしょう。

出典:https://www.mhlw.go.jp/toukei/itiran/roudou/chingin/kouzou/z2019/index.html

製薬会社・ドラッグストアの薬剤師平均年収も解説

薬剤師が活躍できる職場として、製薬会社ドラッグストアも挙げられます。そこで、今回は大手の製薬会社・ドラッグストアをピックアップし、それぞれの平均年収も比較してみました。

ただし、比較する平均年収は従業員全体の平均年収であるため、実際の薬剤師の平均年収とは異なる可能性があります

あくまでも参考程度にチェックしてみてくださいね。

【製薬会社】薬剤師の平均年収ランキング

ここからは、製薬会社の年収ランキングをご紹介します。以下のように大手製薬会社を5つピックアップし、平均年収を比較しました。
※各平均年収は四季報ONLINEに掲載されているものを比較しました。
※情報は2021年7月28日時点のものです。最新情報とは異なる場合があります。

比較する製薬会社
  • 武田製薬
  • アステラス製薬
  • エーザイ
  • 大塚ホールディングス
  • 中外製薬

ランキング結果は、以下の通りです。

順位 企業名 平均年収
No.1 中外製薬 1,100万円※1
No.2 武田製薬 1,091万円※2
No.3 アステラス製薬 1,051万円※3
No.4 エーザイ 1,042万円※4
No.5 大塚ホールディングス 991万円※5

このように、今回比較した製薬会社の中では中外製薬武田製薬の年収が高い結果になりました。

また、2位の武田製薬は国内製薬会社のなかでも高いレベルの売上額を達成しています。2020年度の売上高は3兆2912億円※6を記録。前年比56.9%増の好成績を残しています。

※1 https://shikiho.jp/stocks/4519/
※2 https://shikiho.jp/stocks/4502/

※3 https://shikiho.jp/stocks/4503/
※4 https://shikiho.jp/stocks/4523/
※5 https://shikiho.jp/stocks/4578/
※6 https://answers.ten-navi.com/pharmanews/18447/

【ドラッグストア】薬剤師の平均年収ランキング

次に、ドラッグストアの平均年収をランキング形式でご紹介します。今回は、大手ドラッグストアの運営で知られる企業を5つピックアップし、平均年収を比較しました。
※各平均年収は四季報ONLINEに掲載されているものを比較しました。
※情報は2021年7月28日時点のものです。最新情報とは異なる場合があります。

比較する企業
  • スギホールディングス
  • サンドラッグ
  • ウエルシアホールディングス
  • カワチ薬品
  • マツモトキヨシホールディングス
順位 企業名 平均年収
No.1 ウエルシアホールディングス 831万円※1
No.2 マツモトキヨシホールディングス 703万円※2
No.3 スギホールディングス 659万円※3
No.4 カワチ薬品 541万円※4
No.5 サンドラッグ 527万円※5

今回比較した企業の中では、ウエルシアホールディングスが1位※1となりました。

1位のウエルシアホールディングスと5位のサンドラッグでは、約300万円の差があります。よって、同じ大手ドラッグストアでも勤め先によって年収に幅があることが分かるでしょう。

※1 https://shikiho.jp/stocks/3141/
※2 https://shikiho.jp/stocks/3088/
※3 https://shikiho.jp/stocks/7649/
※4 https://shikiho.jp/stocks/2664/
※5 https://shikiho.jp/stocks/9989/

薬剤師が年収をアップさせる方法

ここからは、薬剤師が年収をアップさせる方法をご紹介します。年収アップを目指したい人は、ぜひ参考にしてみてください。

年収をアップする方法
  1. 昇格・昇進を目指す
  2. 資格を取得する
  3. 転職をする

方法①昇格・昇進を目指す

現在働いている職場で年収アップを目指すなら、昇格・昇進を目指すとよいでしょう。例えば、ドラッグストアで働いている人はエリアマネージャーへのキャリアアップがおすすめです。

 職場によってはさまざまなキャリアアップ制度があり、昇進・昇格によってボーナスの額が変わる場合もあります。

一方、昇格・昇進できる人数が限定されている職場もあるので注意しましょう。特に病院で働く薬剤師は、次のステップである薬局長の人数が非常に限られています。

自分の職場ではどのようにキャリアアップできるか確認しておくことをおすすめします。

方法②資格を取得する

資格を取得するのも、年収アップに有効な手段です。おもな薬剤師の資格に認定薬剤師・専門薬剤師があります。

 認定薬剤師・専門薬剤師の資格を取得することで、資格手当を得られる場合があります。

ただし、資格取得には時間がかかるほか、受験費用をその都度捻出する必要があります。また、資格手当が出ない職場もあるので事前の確認が必須です。

では、それぞれの資格について特徴を解説していきましょう。

認定薬剤師の特徴

認定薬剤師は薬剤師の資格を取得するためのファーストステップにおすすめです。現場経験を積みながら、最新の技術・知識をアップデートする必要があります。

認定薬剤師のなかには、漢方薬・生薬認定薬剤師や妊婦・授乳婦薬物療法認定薬剤師など生活に直結しやすい資格もあります。

自分に関心のあるカテゴリーから、認定薬剤師の資格を選べるのもメリットです。

専門薬剤師の特徴

専門薬剤師は「専門」と名の付く通り、専門性が高い技術・知識が求められる資格です。薬学を極めたい人は専門薬剤師の資格取得がおすすめです。

専門薬剤師のカテゴリーは多岐に渡り、HIV感染症専門薬剤師やがん専門薬剤師などから選択できます。専門薬剤師は資格を取得したあとも定期的な更新が必要です。

専門薬剤師になっても薬学のプロとして常に勉強が欠かせません。

方法③転職をする

すぐに年収をあげたいなら、待遇のよい職場への転職がおすすめです。今よりも給与が高い職場に転職すれば、時間をかけずに年収アップが叶います。

しかし、現職で働きながら同時進行で転職活動を進めることに不安を覚える人もいるでしょう。

 特に、初めて転職を考えている人は、選考対策に時間を要してしまうケースも少なくありません。

そこでおすすめなのが、薬剤師に特化した転職サイト・エージェントの活用です。希望条件に合わせて求人を確認できるだけでなく、薬剤師の転職に欠かせない情報収集ができます。

転職エージェントなら、薬剤師転職に知見のあるエージェントが選考をサポートしてくれるので、初めて転職する人でも安心です。

年収を上げたい薬剤師におすすめの転職サイト・転職エージェント5選

お仕事ラボ

お仕事ラボ

おすすめポイント
  • コンサルタントのヒアリングが丁寧で心強い
  • お仕事ラボを利用して転職した人の定着率は95.6%
  • 完全無料で利用可能

お仕事ラボは内定後の定着率を重視している転職サイトです。

 お仕事ラボによる転職では、95.6%の高水準で新しい職場に定着しています。

転職後のサポートも徹底しているので、なにか困ったことがあればすぐに相談できるのもメリットのひとつ。年収アップだけでなく、転職後も腰を据えて働きたい人におすすめです。

公開求人数※2021年7月26日時点 28,497件
主な機能
  • 求人検索機能
  • コンサルタントによるヒアリング
  • 転職後のサポート
利用可能地域 全国
運営会社 株式会社AXIS

出典:https://www.oshigoto-lab.com/
公式サイト

CME薬剤師

CME薬剤師

CME薬剤師はさまざまな切り口から求人を検索できます。例えば、年収アップしたいなら「高給与・高時給」から検索してみてください。

 「働きやすさにこだわる」「ママ薬剤師として活躍する」などの条件でも求人検索が可能です。

また、CME薬剤師のサイト上には、「履歴書・職務経歴書メーカー」があります。最短3分で選考書類を作成できるので、仕事が忙しくて転職準備に時間を割けない人におすすめです。

公開求人数※2021年7月26日時点 24,469件
主な機能
  • 求人検索機能
  • キャリア相談
  • 薬剤師向けコラム
  • 求人特集
利用可能地域 全国
運営会社 株式会社CMEコンサルティング

出典:https://www.cme-pharmacist.jp/

フォーマキャリア

フォーマキャリア

フォーマキャリアは「オーダーメイド求人」が特徴的な薬剤師向けの転職エージェントです。多くの転職エージェントでは、求職者の希望に合う求人をエージェントから紹介されます。

 一方、オーダーメイド求人では求職者の希望をもとにエージェントが企業へ交渉し、希望通りの求人になったら初めて求職者へ紹介されます。

ほかの転職エージェントを使っても、希望求人に出会えなかった人に適しています。

公開求人数※2021年7月26日時点 47,805件
主な機能
  • 求人検索
  • 求人紹介
  • オーダーメイド求人
  • 転職お役立ち情報
利用可能地域 全国
運営会社 エニーキャリア株式会社

出典:https://pharmacareer.jp/

薬キャリ

薬キャリ

地方への転職を希望する薬剤師は薬キャリがおすすめです。

 全国エリアの求人を取り揃えており、およそ3万件から自分に合った職場を選べます。

また、「薬剤師の転職成功ガイド」という転職に欠かせない情報を収集できるのも魅力のひとつ。「転職はまだ考えていないけど、情報収集はしておきたい!」と考える人に向いています。

公開求人数※2021年7月26日時点 29,324件
主な機能
  • 求人検索
  • 求人紹介
  • 職場ナビ
  • 薬剤師の転職成功ガイド
利用可能地域 全国
運営会社 エムスリー株式会社

出典:https://pcareer.m3.com/

マイナビ薬剤師

マイナビ薬剤師

充実したサポート体制を重視するなら、マイナビ薬剤師がおすすめです。薬剤師専任のキャリアアドバイザーが選考準備や内定後のフォローまで担当してくれます。

 求職者に寄り添ったサービスを心がけているので、安心して利用できるでしょう。

またマイナビ薬剤師では無料の転職相談会を定期的に実施しています。初めての転職で分からないことがある人は、積極的に活用してみてください。

公開求人数※2021年7月26日時点 58,519件
主な機能
  • 求人検索
  • 求人紹介
  • 転職相談会
  • 転職お役立ちガイド
  • 求人特集
利用可能地域 全国
運営会社 株式会社マイナビ

出典:https://pharma.mynavi.jp/

まとめ

本記事では、薬剤師の年収ランキング年収アップのコツをご紹介しました。薬剤師の年収は職場や地域で異なる場合が多く、平均年収が100万円以上異なるケースも少なくありません。

年収アップには昇進・昇格や資格取得する方法もありますが、時間や費用がかかります。その点、現職よりも待遇のよい職場へ転職できれば、比較的早く年収アップが期待できるでしょう。

そこで、年収アップを目指したい人はぜひ転職を視野にいれてみてください。転職サイトや転職エージェントを活用すれば、効率良く転職活動を進められます。

薬剤師の求人に特化した転職サイト・エージェントもあるため、ぜひ自分に合ったサービスを見つけてみてください。

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