
「企業薬剤師に転職して活躍したい」「未経験から企業薬剤師になれる?」このような悩みを持つ方もいるでしょう。
企業薬剤師を目指すなら、薬剤師に特化した転職サイトを活用するのがおすすめです。

今回は、企業薬剤師の転職に関する以下の項目をご紹介します。
- 企業薬剤師の求人に強いおすすめ転職サイト
- 企業薬剤師の仕事内容
- 転職成功の3つのポイント
- 転職の注意点
薬剤師としてさまざまな働き方に興味がある方はぜひチェックしてみてください。
企業薬剤師の求人に強い転職サイト5選!
お仕事ラボ
お仕事ラボは、薬剤師に特化したコンサルタントが希望に合った求人を紹介してくれる転職サイトです。代表が薬剤師なので、業界の専門的なサポートが受けられます。
企業薬剤師求人では、年収400万円~600万円の高い年収の求人が多数掲載されています。希望に合う求人が見つからない場合は、非公開求人の紹介を受けるのも良いでしょう。

運営会社 | 株式会社Axis |
主なサービス(機能) |
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公開求人数※2021年7月19日時点 | 28,265件 |
拠点 | 東京 |
※公式サイト参照:https://www.oshigoto-lab.com/
マイナビ薬剤師
マイナビ薬剤師は、管理薬剤師、開発・治験、生産・品質管理、流通管理、MR、安全性管理など、幅広い企業薬剤師求人を扱っている転職サイトです。
企業の実際の働き方や内情を直接ヒアリングしているので、現場のリアルな情報を教えてもらえます。

運営会社 | 株式会社マイナビ |
主なサービス(機能) |
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公開求人数※2021年7月19日時点 | 58,204件 |
拠点 | 東京/埼玉/千葉/神奈川/札幌/宮城/愛知/石川/大阪/京都/兵庫/岡山/広島/福岡/鹿児島 |
※公式サイト参照:https://pharma.mynavi.jp/
リクナビ薬剤師
リクナビ薬剤師は、リクルートが全力でサポートする薬剤師転職サイトです。薬剤師専任のキャリアアドバイザーが転職をサポートしてくれます。
大手調剤薬局や優良企業の会社情報・社員インタビューも特集されているので、企業選びの参考にしてください。

運営会社 | 株式会社 リクルートメディカルキャリア |
主なサービス(機能) |
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公開求人数※2021年7月19日時点 | 非公開 |
拠点 | 東京/名古屋/大阪/福岡 |
※公式サイト参照:https://rikunabi-yakuzaishi.jp/
薬キャリAGENT
薬キャリは、薬剤師会員21万人を有する医療業界専門のエムスリーグループが運営する転職サイトです。業界に精通したコンサルタントが内定までをサポートしてくれます。
希望に合わない条件があれば、コンサルタントが職場に直接交渉してくれるので、一人で転職活動をするよりも良い条件で内定をもらえることもあります。

運営会社 | エムスリーキャリア株式会社 |
主なサービス(機能) |
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公開求人数※2021年7月19日時点 | 2,946件 |
拠点 | 東京/大阪 |
※公式サイト参照:https://agent.m3career.com/
アプロ・ドットコム
アプロ・ドットコムは、コンサルタントとの電話の必要はなく、たった5分で終わる質問に答えるだけで希望に沿った求人が届く転職サイトです。
20代の卒業間もない方の転職サポートも行っており、独立系の薬剤師専門の転職支援会社だからこそできるサポートが強みです。

運営会社 | 株式会社アプロ・ドットコム |
主なサービス(機能) |
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公開求人数※2021年7月19日時点 | 33,258件 |
拠点 | 東京/大阪 |
※公式サイト参照:https://www.apuro.com/
転職の前に基本情報を確認!企業薬剤師の仕事内容を解説
企業薬剤師の仕事内容はどのようなものがあるのでしょうか。種類ごとに詳しく解説していきます。
管理薬剤師
医薬品を扱う職場では、管理薬剤師の配置が義務付けられています。
本社・支社に勤務する場合は、以下のような事務系の業務が多いです。
- 自社製品の製品情報や副作用情報の管理
- 医師や看護師、薬剤師からの医薬品に関する問合せの対応
- 行政機関へ提出する書類の作成から管理、提出
一方、工場・倉庫の場合は、自社製品の製造担当者とともに品質管理や分析業務、在庫管理などを行います。
管理薬剤師として働くメリット
管理者として責任ある仕事ができる、手当による年収アップが期待できるなどのメリットがあります。資格の難易度は高いですが、取得できればキャリアプランの第一歩となるでしょう。
品質管理
品質管理では、自社製品の原料や製品の製造工程に問題がないかの検査を行います。その後、製品出荷前には最終試験が行われています。

品質管理として働くメリット
各部門と連携をとることが多いため、コミュニケーション力や提案力が養われますデスクワークや、リスクマネジメントのスキルも向上するでしょう。
薬事
医薬品や医薬部外品、医療機器などは厚生労働省からの承認を受ける必要があります。その際、避けては通れない申請業務を担うのが薬事の仕事です。具体的には、以下の申請書類を作成します。
- 製品を開発する経緯や臨床試験の内容の書類
- 品質管理の方法などを化学的に記した書類
- 資料確認、監査報告書に対する回答
専門的な医薬品や薬機法の知識が求められます。
薬事として働くメリット
薬事申請職は製薬会社や医薬機器メーカー、化粧品会社への勤務することになります。 資格や知識、高度なスキルが求められるため、年収は600万円~1000万円と高額です。

研究開発
新薬の開発に携わるのが、研究・開発職です。化粧品や医薬部外品などの開発を担当する場合もあります。
研究職
研究職では新薬のアイデアを見つけて、有効性を検証していきます。一度の研究が終わるまでに数年単位の時間がかかることも珍しくありません。

開発職
開発職では、実際に臨床試験を統括して新薬の開発を目指します。臨床試験の設計や製造も管理します。
研究開発として働くメリット
研究に没頭するのが好きな人にとっては、楽しくてやりがいのある仕事と言えます。調剤薬局や病院勤務よりも、比較的年収は高めです。

MR
自社医薬品の宣伝を行います。 医療機関を訪問して、医師などに自社医薬品の特徴や強み、副作用や安全性に関する情報を提供する仕事です。
コミュニケーション能力も必須です。 成果によって給与が変わることが多い特徴があります。
MRとして働くメリット
MRの平均年収は、病院や調剤薬局で働く薬剤師より年収が高い傾向があります。営業手当や外勤手当などがプラスされるケースが多いことが理由です。

学術
薬の専門家として、医薬品情報を収集・提供する仕事です。 医師との面談の実施や、MR向けの勉強会を開催します。
英語の文献から情報を収集する必要もあるため、英語力が求められるのも特徴です。
学術として働くメリット
正社員だけではなくパート勤務での募集もあり、幅広い働き方が可能です。薬剤師としてのスキルを高められ、高度な専門性を持った仕事としてやりがいもあります。
企業薬剤師への転職を成功させる3つのポイント
企業薬剤師に転職するには、どのようなコツがあるのでしょうか。転職を成功させるポイントについて解説します。
1.企業に経歴をしっかりとアピールする
企業に対して自分をアピールするには、志望動機や自己PRを作り込むことが大切です。
それらの情報を元に、企業に自分のスキルや経験がどのように活かせるのか、アピール方法を考えます。

2.中小企業も視野に入れる
大手の製薬企業は新卒採用で人材を確保することが多いため、中途採用はあまり積極的に行っていないことが多いです。
そのため、企業規模や年収にこだわらず中小企業も視野に入れることが大切です。
3.転職サイトを活用する
薬剤師が転職を効率的に進めるなら、薬剤師に特化した転職サイトがおすすめです。キャリアアドバイザーに対し、薬剤師としての今後のキャリアなどの相談もできます。
キャリアアドバイザーはこれまで数多くの薬剤師転職を成功に導いてきた実績があるため、内定を獲得するためのノウハウを熟知しています。

企業薬剤師に転職する3つの注意点
企業薬剤師に転職する際には、どのようなところに気を付ければ良いのでしょうか。ここでは3つ注意点を紹介します。
1.求人の数が少ない
企業薬剤師は安定した環境で、高い年収と充実した福利厚生を得ながら働ける点が魅力です。
全国的に見ても求人の数は少なく、地方では求人を見つけられない可能性もあります。複数の転職サイトに登録して、求人を探し出すのも良いでしょう。

2.競争率が高い
優秀な応募者の中から高い倍率で競争が繰り広げられるため、競争率が高い点に注意が必要です。応募書類はしっかりと内容を考えて作成する必要があります。
ライバルと差をつけるために、専門性を身に付けるのも効果的です。
3.英語が必須の場合もある
海外企業と提携している企業や協業を積極的に進めている製薬会社、治験に関係する会社などでは、英語力を求められることもあります。
学術業務、DI、薬事業務などの職種でも、英語力が必須となる業務もあります。英文の臨床試験の資料の翻訳や、英語で書類を作成する場合もあり、高い英語力が必要となる場面もあるでしょう。

企業薬剤師として働くメリットを解説
昨今薬剤師の新しい働き方として「企業薬剤師」が注目されています。企業薬剤師として働くメリットを紹介します。
ワークライフバランスの実現
子育て中や家族の時間を取るために土日休みを希望する方もいますよね。企業看護師は企業の休日と同様に土日休みとなります。

プライベートが充実していると仕事のモチベーションが上がるというデータもあり、理想の働き方や条件が合致してる場合はメリットと言えます。
福利厚生が充実している
企業の福利厚生は非常に充実しており、スポーツジム費用の割引や昼食費の助成などさまざまなものがあります。
フレックス勤務の推進や、有給休暇の取得も積極的に進めるなど、ワークライフバランスを重視した福利厚生を考えている企業もあります。
病院にも福利厚生はありますが、企業の充実度と比べるとやや劣ってしまう印象です。仕事のモチベーションにもつながるため、転職前に福利厚生についても調べておくと良いでしょう。
医薬品の流通や品質管理に関わることができる
医薬品が開発され、病院や調剤薬局へ配達される前の検品や流通を見ることができるのも企業看護師のメリットと言えます。
薬品の品質を保っているというやりがいにつながるという声もあり、とても責任のある仕事です。

製薬会社や薬局、病院とのつながりができる
MRやCRCとして働く場合は、病院や薬局へ訪問することも多いです。
良好な関係を築いておくことで、実際の現場が困っていることやニーズを把握しやすく、その悩みを解決できる自社の医薬品を購入してもらえるかもしれません。
製薬会社は医薬品の情報提供活動も積極的に行っており、薬局にとってもメリットがあると言えます。
企業薬剤師の平均年収を解説
ここでは企業薬剤師の年収を見ていきましょう。
まず、すべての薬剤師の年収は565.1万円となっており、医療従事者の中では医師に次いで高収入です。※参考:令和二年度賃金構造基本統計調査
MRは営業職要素が強く、結果に応じてインセンティブを多くもらえるなど、努力した分だけしっかり収入に繋げることができます。

年収アップのために習得しておきたいスキル①語学力
外資系の製薬会社も多く、特に研究職の場合は英語論文の読解や英語での論文作成が必要です。
社内言語が英語の場合は、コミュニケーションを図るためにも学習しておく必要があります。
年収アップのために習得しておきたいスキル②コミュニケーション能力
品質管理に関わると、他部署との連携が不可欠となります。
製品開発部や取引先との調整、工場への指導など業務は多岐にわたり、スムーズな業務遂行が求められます。

現場の業務改善の必要性や、過去の結果と照らし合わせながら指摘する場面もあり、相手を否定せずより良い方向に導いていける能力が求められています。
年収アップのために習得しておきたいスキル③情報を整理する力
医薬品開発時の膨大なデータや治験データ、最新の医薬品情報など情報量が多いため、情報を整理し分類・管理する能力も必要でしょう。
「これってどうだっけ?」という質問にすぐに答えられる知識と提示できるデータを示すことで信頼が得られ年収アップにつながります。
企業薬剤師の自己PR例文をご紹介
企業薬剤師は、通常の薬剤師業務とは異なり、主に医薬品の管理や新薬の普及などの役割があります。企業薬剤師へ転職するために、自己PRを作りこんでおきましょう。
ここでは企業薬剤師になるための自己PRの例文をご紹介します。
自己PRの内容とは?
自己PRといっても、業務内容が変わってしまうと何をアピールしたらいいのかわからなくなりますよね。自己PRに盛り込みたい内容として下記があります。
- 自己の経験やそこから感じたこと
- 今後やりたいと思っていること、将来の展望
- 自身の人柄や長所
- 現在までに培ってきたスキル
- 得意な業務
- 現在までの実績
- 熱意
自己PRはあなたのことを知ってもらうチャンスです。実績があまりなかったとしても、あなたが今まで薬剤師として活動してきた経験や、そこから何を考えたのかを記載することはできますよね。

自己PRの例文をご紹介
では実際の自己PR文を見てみましょう。
調剤薬局から転職する場合
調剤薬局は患者とのコミュニケーションが多くなりますよね。その中で自分が感じたことや患者のニーズをどう汲み取ってきたかをアピールしてみましょう。
病院薬剤師から転職する場合
病院薬剤師は新薬の導入も多く、最新の薬剤情報を知っていなければなりません。

ドラッグストアから転職する場合
ドラッグストアでもコミュニケーション能力や患者への対応力が求められますよね。

企業薬剤師の志望理由例文をご紹介
企業薬剤師になりたいけど、志望動機がうまくまとまらないという方もいますよね。ここでは、志望理由の考え方や志望理由の例文をご紹介します。
志望動機を書くための準備とは
志望動機を考える上で、まずは下記について考えてみましょう。
なぜその企業を選んだのか
なぜその企業を選んだのかを考えてみましょう。箇条書きでもいいので、書き出してみることをお勧めします。
給与が良い、福利厚生で選んだなどは志望動機としては適していませんが、給与の良さは専門性が高いことからきているかもしれませんよね。

インターネットで言い換えの方法が載っているため調べてみましょう。
その企業で何がしたいか
今後その企業で何をしていきたいか、自分は何ができるのか考えてみましょう。

転職を機に考えてみてもいいかもしれません。
職種別の志望動機の例文をご紹介
ここでは、職種別の志望動機の具体例をご紹介します。
CRC(治験コーディネーター)
治験コーディネーターは、治験業務に携わることになります。

MR
MRは、医薬品の営業・販売のほかに医薬品の知識を普及させる役割も担っています。

よくある質問
まとめ
今回は企業薬剤師の求人に強い転職サイトを厳選して5つ紹介しました。企業薬剤師には、管理薬剤師や学術、MRなど職種によってさまざまな仕事内容があります。
企業薬剤師の求人は、全体の求人数が少ないので競争率が高い傾向があります。そのため転職活動は早め早めに動くことが大切です。

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- 調剤薬局の事務は未経験でも目指せる?向いている人の特徴も紹介
- 薬剤師が病院に転職するコツは?薬局との年収比較や志望動機も紹介!
- 薬剤師の転職は東京が高収入でおすすめ?未経験OKの転職サイトも紹介!
- 薬剤師におすすめの転職サイト6選・転職エージェント5選を紹介!
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