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働く上で楽しみなのが、いつもより収入が上がるボーナス支給日。しかし、看護師のボーナスは手取りでどれほどもらえるものなのか、ボーナス金額を上げるにはどうすればいいのかが気になると思います。

今回の記事では、以下の項目について解説していきます。

タイトル
  • 看護師の平均ボーナス金額
  • ボーナスが高い病院へ転職する方法
  • ボーナスはいつもらえるのか
  • ボーナスがもらえない事例
ボーナス金額を上げるには知っておきたい情報が満載なので、看護師として働いている方は是非ご覧ください。

看護師のボーナス事情とは?

ここでは看護師の平均ボーナス額を詳細に解説します。

看護師全体の平均金額

積み上げられている小銭

看護師の1年間にもらえるボーナス金額の平均は、85万7500円。これは夏と冬の2回のボーナス金額の合計値であり、1回分のボーナス金額は約43万円ということになります。

 2020年病院看護実態調査によると、30代から40代の看護師の月給は約25万円から30万円。したがって、看護師のボーナス額は月給の1.4~1.7倍支払われていることがわかります。

ただし、この数字はあくまでも平均値にすぎないので、参考程度に留めておく方がいいでしょう。最近では、新型コロナウイルスによってボーナスが少なくなることもたびたび起こっています。

また、ボーナスは基本給と異なり、毎回支払われる義務はありませんよ。

病院の規模(従業員数)による平均金額

夜の病院

看護師のボーナス金額は、病院の従業員数によっても異なります。

従業員別の年間ボーナス金額(総支給額)
  • 10~99人:669,300円
  • 100~999人:749,800円
  • 1000人以上:935,500円
表から分かるように、従業員数が多くなるほどもらえるボーナス金額も多くなります。従業員の多い医療機関は、国立病院や大学病院が該当します。
 また、これらの病院は国が運営しているので、民間の病院よりも経営が安定していると言えるでしょう。
そのため、ボーナスは安定して支払われ、昇給が毎回あることが見込めます。さらに、福利厚生が手厚いので、働きやすい環境が整えられていると言えます。
ただし、規模の大きい病院はこれらのような好条件で働けるため、応募倍率が高く就職難易度は比較的高いと言えるでしょう。

高いボーナスや働きやすい職場を求める方は、規模の大きい病院に応募してみるといいですよ。

男女別のボーナス平均金額

医師と看護師が話している

看護師は比較的女性が就くことが多い職業ですが、近年では男性の看護師も増えています。

男女別のボーナス平均金額(総支給額)
  • 男性:836,000円
  • 女性:814,000円
全職種のボーナス支給額は、男性が約95万円女性が約65万円で、約30万円の差があります。
 それに対し、看護師のボーナス支給額の男女差は2万円ほどなので、男女の格差が少ない職種だと言えます。
他の職種では、男女の賃金の差は解消されつつあるものの働く上で男性が優位なのは否めません。

看護師においては男女の待遇の差が少ないので、女性が不満なく働くことができると言えるでしょう。

都道府県別の平均金額

桜が満開の木

看護師として働く地域によってもボーナスの金額は異なります。この章では、都道府県別の看護師ボーナス支給額ランキングをご紹介します。

【看護師ボーナス支給額 上位5地域】

1位 滋賀県 1,046,000円
2位 栃木県 1,013,000円
3位 岐阜県 996,000円
4位 和歌山県 978,000円
5位 茨城県 968,000円
【看護師ボーナス支給額 下位5地域】
43位 大阪府 722,000円
44位 青森県 717,000円
45位 長野県 711,000円
46位 福島県 681,000円
47位 宮崎県 672,000円

ボーナス支給額が100万円を超えている地域は、滋賀県と栃木県のみとなっています。
 ボーナス支給額が多いのは、必ずしも大都市圏ではないということが分かります。
一番ボーナス支給額が少ない地域は宮崎県となっていて、前述した看護師の平均ボーナス額(85万7500円)を18万円近く下回る額となっています。
このように地域ごとにボーナスの金額はばらつきがあるので、他の地域の病院に転勤や転職する場合は、このことを考慮しておきましょう。

ボーナスの金額は地域によってばらつきがあるので、他の地域の病院に転勤や転職する場合は注意が必要ですよ。

年代別のボーナス金額

  • 新卒1年目のボーナス金額
  • 経験年数別の平均ボーナス金額

新卒1年目のボーナス金額

新卒1年目の看護師がもらえる夏のボーナスの金額は、約5~10万円ほどになっています。

 ボーナスは働いていた期間の実績を元に決まるので、働き始めたばかりの新人看護師のボーナス金額は必然的に少なくなります。

しかし、冬のボーナスはきちんと給料の1.5か月分支払われることが多いです。

新卒看護師の平均年収は20万円なので、冬のボーナスは30万円ほど見込めますよ。

経験年数別の平均ボーナス金額

看護師

経験年数別のボーナス金額を以下のようになっています。

【女性看護師の経験年数別ボーナス金額】

1~4年 72.4万円
5~9年 81.0万円
10~14年 84.5万円
15年以上 95.2万円
【男性看護師の経験年数別ボーナス金額】
1~4年 75.2万円
5~9年 86.2万円
10~14年 106.5万円
15年以上 99.3万円

ボーナス金額が100万円を超えるのは女性は15年以上男性は10~14年以上というデータが出ています。男性も経験を15年以上重ねると、ボーナスが100万円近く出ています。

このことから、看護師は経験を重ねるごとにボーナス金額が上がっていくことがわかりますね。

准看護師のボーナス金額

ナースさん

厚生労働省が発表した調査によると、准看護師のボーナス金額は約67万4100円でした。

准看護師の平均給与は27万円なので、ボーナスは給与の1.3~1.4か月分もらえていることになります。

以上のことから、准看護師も正看護師と同水準のボーナスをもらえていることになります。

看護師のボーナス査定基準

看護師のボーナスとは、勤務年数労働時間役職などによって決まります。

看護師以外の職業であれば業務成績によってボーナス額が決まるのが一般的ですが、看護師の場合はボーナス査定期間に働いた経験を元に査定されます。

看護師のボーナス査定基準
  • 勤続年数
  • 労働時間
  • 役職の有無

勤務年数

ビジネスマン

看護師のボーナスは、働いた年数によって決まります。1つの職場に長く所属するほど、ボーナスの金額も上がります。

よほどの事情がない限り、腰を据えて一つの職場で働き続ける方が高いボーナスを期待できそうです。

労働時間

医療関係の器具

労働時間もボーナスの査定対象となります。労働時間が長い方がボーナスの金額も上がりやすいので、時短勤務よりフルタイムで働く方が有利となります。

また、残業時間も考慮されるので、残業が多い時期には高いボーナスが期待できそうですね。

役職の有無

看護師

役職の有無も重要な評価ポイントとなります。主任や部長といったようなポジションがついてくると、ボーナスの額は上がります。

役職が付くと仕事の責任や裁量が大きくなるので、労働の対価としての賃金が多くなるのと同じ考えです。

キャリアップしていくと給与面でのやりがいが大きくなるので、ボーナス額をモチベーションに仕事に励んでみるのもいいですね。

他の職種に比べるとボーナスが高い?低い?

看護師

看護師のボーナス額は他の職業と比べて、どれほどの水準にあるのか気になる方も多いと思います。

結論を申し上げると、他業種に比べて決して高いとは言えません。

 すべての職種の平均ボーナス額が90.6万円であるのに対し、看護師の平均ボーナス額は約86万円なので、平均を下回っていることになります。

ただし、女性の平均ボーナス額(62.8万円)と比較すると、看護師のボーナス平均額は20万以上高いです。

平均的な女性の社会人と比べると、看護師のボーナス金額はかなり高いですよ。

ボーナスが高い病院へ転職する方法3選

ボーナス支給額が多い医療機関に転職するには、市場価値を高めることと、転職時期をよく考える必要があります。

病院の従業員数もボーナス額に関係してくるので、求人を見るときには注意しましょう。

ボーナスが高い病院に転職する方法3選
  • ボーナスがもらえる時期に転職する
  • 転職に有利な資格を取る
  • 規模の大きい市場を狙う

ボーナスがもらえる時期に転職する

カレンダー

ボーナスがもらえる時期は、基本的に夏と冬の2回となります。そのため、転職を考えているならば、ボーナスの査定期間内に転職した方がよいでしょう。

 夏のボーナスは7月に支払われ、査定期間は前年の10月から3月まで。冬のボーナスは12月に支払われ、査定期間内は当年の4月から9月までです。

なので、なるべくボーナスの査定期間の始まる月から働き始めたほうがよいでしょう。

転職に有利な資格を取る

看護師

認定看護師ケアマネージャーなどの資格は看護師として戦力になるとの評価を受けます。そのような資格をとることによって、自分の市場価値を高めることができるのです。

そうすることにより、ボーナス支給額の高い経営の安定した職場に採用されやすくなります。

資格を取るのは勉強が必要ですが、ボーナス額アップのために頑張ってみるのもいいですね!

規模の大きい病院を狙う

大学病院や国立病院のような規模の大きい病院は、基本給が高いため、ボーナスも高くなります。そのため、高いボーナスを手に入れようと考えるならば、月収面に着目して求人を見ていきましょう。

 ただし、収入が高い病院は応募者が殺到するので、採用倍率は高くなります。転職するには比較的難易度が高いと言えるでしょう。

このような理由から、給与が高い医療機関は、非公開求人になっていることもあります。ですが、転職サイトを利用すれば、このような非公開求人の情報を得ることができます

転職サイトを利用して、給与の高い非公開求人の情報をゲットしていきましょう。

産休中の看護師はボーナスをもらえるのか?

妊娠している女性

看護師は女性の方が多いと思いますので、産休に入った時にボーナスがもらえるのかどうかが気になると思います。

 就業規則にもよりますが、基本的に産休中の看護師もボーナスをもらうことができます。

ボーナスの査定期間内に働いていれば、たとえ産休中であってもボーナスをもらうことは可能なのです。

例を挙げると、夏のボーナスの査定期間は前年の10月から3月なので、その期間働いていた実績があれば7月にボーナスは支給されます。

ただし、査定期間内に産休に入ってしまった場合、ボーナスを満額もらうことは厳しくなると言えます。

ボーナスをもらいたい場合は、なるべく査定期間が終わってから産休に入るようにした方がいいでしょう。

退職した看護師はボーナスをもらえるのか?

看護師

ボーナスの査定期間内に働いた後に退職した場合、ボーナスがもらえるのかということは気になるポイントだと思います。

 正直に申し上げると、ボーナス支給日に退職している場合ボーナスがもらえる保証はありません。

なので、ボーナスを確実に受け取りたいのであれば、ボーナス支給日まで働いていた方がいいでしょう。しかし、引き留めの口実として、ボーナスの話題を出されることも多いです。

今すぐに職場を離れなければならない事情があるのなら、ボーナスのことはいったん忘れて、自分がすべきことを考え直しましょう。

看護師はボーナスを何に使う?使い道3選

いつもより収入が多くなるボーナス支給日。使えるお金が多くなるので財布のヒモが緩みがちになると思いますが、いったいどんな使い道があるのか見ていきましょう。

看護師のボーナスの使い道3選
  • 旅行
  • ショッピング
  • 貯金

旅行

ハイキング

看護師のボーナスの使い道として、旅行に行くことが多いです。普段は夜勤も多く忙しい看護師にとって、旅行は羽を伸ばすいい機会になりますよね。

温泉にゆっくり浸かり、普段見ることができない景色を見ることによって、英気を養うのもいいですね。

最近ではGoTo  トラベルの旅行割引もありますので、ボーナスが出た時にはぜひ旅行に行ってみてください。

ショッピング

ネットショッピングしている女性

旅行の次にボーナスの使い道として挙げられるのが、ショッピングです。いつもより多くお金が入ると、欲しいものが買えるのがいいですよね。

仕事がある日は仕事で1日の大半が埋まってしまうので、自分の楽しみのために時間を使うのは難しいものです。

なので、ボーナスが出た時は欲しかったものを買うことで、うまくリフレッシュしていきましょう。

貯金

ボーナスを貯金に回す看護師も多いです。

 生きていくには何かとお金がかかるものです。普段より収入が多くなるタイミングで、急な出費に備えておくのも賢い選択でしょう。

例えば、結婚や引っ越しにも多額のお金がかかります。将来に備えておくためにも、貯金額は多いに越したことはないでしょう。

ボーナスが出た時には消費するだけではなく、貯金もいいですね。

看護師の給与は高いイメージがある理由

男性医師

看護師の男女比の割合は、女性が92.2%・男性が7.8%程で女性の割合が多いのが現状です。なので、看護師は女性の活躍が目覚ましいという印象が強いでしょう。

 実際に、女性看護師の場合、女性の全職種の平均月収よりもが収入が高いです。また、看護師は資格手当があり、夜勤に対しても手当が付くので追加の報酬が多い職業です。

そういった背景から、看護師は稼ぎがいいというイメージが強くなっています。

しかし、このデータは女性に限ったものなので、看護師は男性の平均年収と比べて決して給与が高いとは言えません

看護師を続けていく上で、給与以外のやりがいは何なのか。この機会にもう一度自分の中で考え直してみてくださいね。

ボーナスがもらえない2つの事例

ここでは看護師の中でもボーナスがもらえない事例を紹介します。

ボーナスがもらえない主な事例2つ
  • 個人経営の医療機関に勤めている場合
  • パートとして働いている場合

個人経営の医療機関に勤めている場合

男性と女性の医師が話している

規模の大きい病院の場合、ボーナスを支給することが規則として定められています。しかし、個人病院やクリニックではボーナスを支給することが特に決まりとして定められていません

 個人経営の医療機関の場合、大規模病院と比べると経営が不安定なので、従業員にボーナスを出せないということも起こり得ます。

職場の雰囲気が温かく、働き方の融通が利きやすいのが個人経営の職場の魅力です。ですが、収入の側面は規模の大きい病院に比べて乏しいことが多いです。

ボーナスとして欲しい金額が定まっている場合は、求人に記載されている月収と賞与の部分をよく注意して見ましょう。

パートとして働いている場合

看護師がパソコンで作業している

パートタイムで働く場合は、ボーナスがもらえないことが大半です。

 正社員はボーナスを支給しなくてはならないという規則がありますが、パートタイム勤務の場合そういった制度はありません。

パートタイム勤務の場合、働く時間をコントロールしやすいので、子育てに忙しい主婦の場合はメリットは大きいです。しかし、収入面では正社員として働く方が有利です。

パートとして働く場合は、ボーナスがもらえない可能性を考慮しておきましょう。

まとめ

看護師のボーナス金額は、月収の1.3~1.5倍ほどもらえることが多く、ボーナス査定期間に働いた経験に基づいて査定されます。

ボーナス支給額は、勤務年数勤務時間役職の有無によって決まります。ひとつの職場に長く務めたり、キャリアアップを目指すことが金額アップの有効な手段です。

規模の大きい病院は収入が高く、ボーナス額も高いので、高いボーナス額を狙うのであればそういった病院への転職を狙ってみましょう。

個人経営の病院に勤めている場合や、パートとして働いている場合はボーナスがもらえない可能性があるので注意してください。

今回紹介したポイントを参考にして、ボーナス額アップを目指していってみてくださいね。
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