
「保育士転職で履歴書はどのように書けばいいの?」と疑問に感じている人も多いのではないでしょうか。

しかし、実際に履歴書を書くとなると、どのようなポイントに気を付ければいいのかわからなくなってしまいますよね。
そこで本記事では、保育士転職に必要な履歴書に関する以下の項目をご紹介します。
- 履歴書を書く際に注意すべきポイント
- 履歴書の書き方
- 履歴書を書いたあとに確認すべきこと
この記事を読めば履歴書を書く際に注意すべきことがわかるだけでなく、選考に役立つ書き方のヒントを得られるでしょう。
保育士転職を考えている人はもちろん、転職活動に興味がある人もぜひ参考にしてみてください。
保育士転職には履歴書が必須!注意すべきポイントは?
保育士が転職する際、履歴書はマストアイテムです。履歴書を書く前に注意しておきたいポイントを解説します。
- 手書きの場合は美しい文字を心がける
- 志望動機はポジティブな表現がマスト
- 趣味や特技は保育士の業務に絡める
手書きの場合は丁寧に美しい文字を心がける
手書きで履歴書を書く場合、丁寧に書くよう心がけましょう。雑に書いた文字は採用側もすぐ分かってしまうだけでなく、不信感を持たれてしまいます。
なお、履歴書は手書きで提出しなければならない決まりはありません。書き直しに時間がかかるため、可能であればパソコンで作成する方法がおすすめです。

志望動機はポジティブな表現がマスト
志望動機はポジティブな表現を意識してください。例えば、「子どもに寄り添える保育をしたいから」「コミュニケーション力を活かしたいから」などが挙げられます。
ネガティブな志望動機が書かれていると、採用側は「少しでも嫌なことがあったら、また辞めてしまうのではないか」と不信感を持ってしまう場合があります。
志望動機はすぐに書き始めるのではなく、ある程度ポイントを整理してから書くとよいでしょう。

趣味や特技は保育士の業務に絡める
趣味や特技の項目には、保育士の業務に絡めたものを書く方法がおすすめです。あなたが働いている姿を採用側がイメージしやすいメリットがあります。
また、体を動かすことや絵を描くことも保育士の業務に直結します。趣味や特技がたくさんある人は、保育士の業務に関連しそうなものをピックアップしてみてください。
ただし、本当は趣味や特技ではないのに、偽って書くのはおすすめしません。

保育士転職に役立つ履歴書の書き方
実際に、保育士の履歴書はどのように書き進めたらよいのでしょうか。それぞれの項目に沿ってご説明します。
- 基本情報の書き方
- 学歴・職歴の書き方
- 免許・資格の書き方
- 希望条件の書き方
- 趣味・特技の書き方
基本情報の書き方
まずは日付や名前、住所などの基本情報の書き方をご説明します。基本情報は履歴書のなかで最初に見られやすい項目です。丁寧に書き進めましょう。
- 日付
- 名前
- 証明写真
- 住所・連絡先
日付
日付は履歴書を記入した日ではなく、履歴書を提出する日付を記載します。面接に持参する場合は面接日、郵送する場合はポストへ投函する日付を書いてください。
また、履歴書内で西暦・和暦を統一することが重要です。

名前
履歴書に書かれている名前は、採用側が最初に確認しがちな項目です。手書きの場合は、大きく丁寧な文字で書きましょう。
名前を書く際は姓と名の間にスペースを入れておくと、採用側が名前を認識しやすくなるのでおすすめです。
証明写真
証明写真は採用側に印象づけられる項目です。写真館で撮影してもらうと、ハイクオリティな証明写真が出来上がります。
時間がない人は駅構内・商業施設に配置されている証明写真機がおすすめです。
証明写真を撮影する際は、髪色や服装などに細心の注意を払いましょう。スーツやジャケットなど面接の場にふさわしい恰好で撮影に挑んでください。

住所・連絡先
住所に関しては、番地やアパート名などを省略せずに書きましょう。読み方が難しい場合は名前と同様に、ふりがなをふっておくことをおすすめします。
連絡先は、固定電話が自宅にないなら携帯電話でも問題ありません。
応募した保育園の電話番号を事前に登録しておくと、連絡漏れを減らせるでしょう。

学歴・職歴の書き方
続いて、学歴・職歴の書き方をそれぞれご紹介します。学歴・職歴は履歴書のなかでもメイン項目です。正しい記入方法を知っておきましょう。
学歴
学歴を記入する前に、学歴・職歴欄の一行目中央に「学歴」と記載しましょう。学歴はどれくらいまで遡るべきか、明確な決まりはありません。
学歴の項目では、所属していた学校名を正しく記入することが求められます。例えば、高校は「高等学校」と記入しなくてはなりません。

職歴
職歴も学歴を記入する前と同様に、はじめの行の中央に「職歴」と記載してください。学歴記入欄から一行あけると読みやすくなるでしょう。
現職を記入したあとに「現在に至る」と書いておくことで、あなたが今どこで働いているのか採用側が分かりやすくなります。

免許・資格の書き方
免許・資格欄はアピールポイントのひとつです。保育士の仕事に関連する資格があれば、漏れがないように正確に記入してください。
また、免許・資格を複数記入する場合は、取得した順に記載する方法が一般的です。

希望条件の書き方
希望条件は入職するにあたって、採用側に知っておいてほしいことを記入する項目です。
しかし、希望条件に記入したからといって、必ずしも希望が通るわけではありません。

趣味・特技の書き方
趣味や特技は保育士の業務に関連することを書くとよいでしょう。例えば、ピアノやダンス、お絵描きなどが挙げられます。
ただし、保育士の業務に関連する趣味・特技がないからといって、捏造するのは止めておきましょう。

保育士転職における志望動機の書き方
ここからは、保育士の志望動機に関する項目をご紹介します。自分らしさをアピールできるような志望動機を書き上げましょう。
志望動機のGOODポイント
まずは、志望動機のGOODポイントについてご紹介します。それぞれ詳しくご説明するので、ぜひ参考にしてみてください。
- 志望先の情報をしっかり集めている
- 自分の適性をしっかりアピールする
- 保育園で実現したいことを考える
志望先の情報をしっかり集めている
志望動機を書き始める前に志望先の情報をしっかり集めておくと、採用側にも納得されやすい志望動機が書けるでしょう。
志望先の情報を整理し終えたら、共感できたポイントをピックアップしておくとよいでしょう。

自分の適性をしっかりアピールする
志望動機の文章内で、自分の適性をしっかりアピールするのもよいでしょう。あなたが保育園とマッチするか採用側が判断しやすくなります。
なお、エピソードがあると説得力がより増すため、できる限りエピソードを交えて志望動機を書いてみてください。

保育園で実現したいことを考える
保育園で実現したいことを考えるのも、志望動機を書くうえで重要です。できるだけ具体的に書くと採用側にアピールできるでしょう。
保育園で実現したいことを書いておくことで、あなたが働いているイメージを採用側が持ちやすくなります。

志望動機のNGポイント
一方、志望動機を書く際にNGポイントはあるのでしょうか。それぞれのポイントを詳しくご説明します。
- 抽象的な内容だけに留めてしまう
- 福利厚生や休日数などが志望理由
- 「学ばせてほしい」などの受け身表現
抽象的な内容だけに留めてしまう
抽象的な内容だけに留めてしまうと、説得力のある志望動機が書けません。ほかの候補者に埋もれてしまう場合があります。
これだけ書いてあっても、保育方針のどのポイントに共感したのか分かりにくいでしょう。そのため、志望動機は具体的に記入しなくてはなりません。

福利厚生や休日数などが志望理由
福利厚生や休日数の多さだけを志望動機にするのは好ましくありません。採用側からも「本当に働く気があるの?」と不信感を持たれてしまいがちです。
ただし、福利厚生や休日数の話だけではなく、別の角度からも志望動機を書く必要があります。

「学ばせてほしい」などの受け身表現
「学ばせてほしい」「勉強したい」などの表現は一見熱意があるように見受けられます。しかし、人によっては受け身表現と捉えられてしまうので注意が必要です。
向上心や熱意をアピールしたいのであれば、自分から学びにいく姿勢を書くのがおすすめです。

【保育士向け】転職時の志望動機の例文
ここからは、シチュエーションに沿った志望動機の例文をご紹介します。自分のシチュエーションに合った例文を参考にしてみてください。
- ブランクから再就職する場合
- 異業種から就職する場合
【例文】ブランクから再就職する場合
例文 |
専門学校を卒業してから7年ほど保育園に勤務していましたが、出産を機に退職しました。 しかし毎日育児をしていくうちに、再度保育士として働きたいと考えるになりました。 親の立場になってより視野が広がったため、今後は保護者の方々とのやりとりを丁寧に行える保育士を目指したいです。 保護者の方々とコミュニケーションが盛んな貴園のもとでぜひ働きたく、志望いたしました。 |
ブランクから再就職する場合の志望動機は、保育士を再び始めたいと考えるようになったきっかけを書いておきましょう。

【例文】異業種から就職する場合
例文 |
大学を卒業してから5年間アミューズメント施設で働いていました。親子連れのお客様が多かったため、お子さんとコミュニケーションをとる機会が多数ありました。 保護者の方にも非常に喜ばれ、いつしか親御さんをサポートできる保育士の仕事を目指すようになりました。 アミューズメント施設では明るい笑顔や話し方の習得はもちろん、ダンスのパフォーマンスをしています。 そのため、貴園が力を入れているリトミック教育にも貢献できると考えています。 |
異業種から保育士へ転職する場合、異業種で得た経験やスキルを保育士にどう活かせるのか記入しましょう。

【年代別】転職時の保育士の志望動機例文
保育士転職を考える際に、悩みがちなのが志望動機ですよね。自分の中ではぼんやり動機があるものの、まとまり切らないという方もいるのではないでしょうか。

ここでは、各年代別に転職時の志望動機の例文を紹介します。
【20代】キャリアアップを目指したい
今後もしっかり学習していきたいと考えており、いずれはキャリアアップも視野に入れている事例です。

【30代】子育て経験を活かした働き方
子育て世代が多い30代。その子育ての経験を活かした転職活動が増えています。

【40代】コミュニケーションスキルや経験の多さ
40代になると、経験やコミュニケーションスキルが蓄積されていますよね。そういった中で別の業務に挑戦したいと考えることもあるでしょう。

保育士が履歴書を書き終えたらどこをチェックする?
保育士が履歴書を書き終えたらどのポイントをチェックすればよいのでしょうか。それぞれ詳しくご説明します。
- 誤字脱字や主語述語のねじれ
- やる気や熱意をアピールできているか
誤字脱字や主語述語のねじれ
履歴書を書き終えたら誤字脱字がないか入念にチェックしましょう。誤字脱字があると「いい加減な仕事をする人だ」とマイナスイメージを持たれてしまいがちです。
また、志望動機や自己PRなど長めの文章では、主語述語がねじれていないか確認しておきましょう。

やる気や熱意をアピールできているか
やる気や熱意をアピールできているか確認するのも忘れずに行ってください。受け身表現を使用していないかチェックするとよいでしょう。
ネガティブな表現を使っていないか確認するのも気を付けたいポイントです。

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よくある質問
まとめ
今回は、保育士転職に欠かせない履歴書の書き方のポイントを中心にご紹介しました。
履歴書は決められた形式があるものの、大切なことは読みやすいか・やる気や熱意をアピールできているかの2点です。
これら2点を踏まえながら、一つひとつの項目を丁寧に記入していきましょう。

転職エージェントでは応募書類の添削や作成時のアドバイスなどを行っているため、上手く活用すれば魅力的な履歴書に仕上がるでしょう。
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