
「保育士に向いている人の特徴を知りたい!」と考えている人は多いのではないでしょうか。保育士に向いていることが分かれば、保育士への夢がより近づくでしょう。

そこで本記事では、保育士に向いている人の特徴に関する以下の項目をご紹介します。
- 保育士に向いている人・向いていない人の特徴
- 保育士に求められる能力
- 保育士に向いている人が活躍できる職場
- 保育士へ転職する前に考えておくべきこと
現在保育士として働いてる人はもちろん、保育士へ転職を考えている人はぜひこの記事を参考にしてみてください。
【適正チェック】保育士に向いている人の特徴とは?
実際に保育士に向いている人にはどのような特徴があるのでしょうか。以下の特徴を詳しくみていきましょう。
- 子どもが好きな人
- 体力に自信がある人
- 感情表現が豊かな人
- メンタルが強い人
- 幅広い年代の人とコミュニケーションとれる人
- 観察力が優れている人
1.子どもが好きな人
保育士は子どもと接する時間が長いため、子どもが好きな人は保育士に向いているでしょう。実際に働いている保育士の多くは、子ども好きな人が多い傾向にあります。
子どもが悪いことをしたら時には叱る判断も必要です。

2.体力に自信がある人
保育士は体力を使う仕事が多くあります。例えば、子どもと一緒に走り回ったり、子どもをおんぶ・だっこすることもあるでしょう。
また、行事やクラス替えの際は重い荷物を持ち運ぶ必要があります。
そのほかにも、子どもが多く集まる保育園では風邪をはじめとした感染症が流行しがちです。感染症にかからないようにするためにも、日頃から体調管理を徹底する必要があります。

3.感情表現が豊かな人
感情表現が豊かな人は保育士の適性が備わっています。なぜなら、子どもは分かりやすいリアクションを求める場合が多く、感情表現豊かな人が好まれる傾向が強いからです。
オーバーリアクションのほうが子どもに分かりやすく伝えられるため、恥ずかしがらずに感情を表現できる人は保育士に向いているでしょう。

4.メンタルが強い人
メンタルが強い人は保育士に向いているでしょう。子どもは思っていることをすぐ口に出してしまうことが多いので、子どもの言動に傷つかないメンタルの強さが必要です。
また、保護者からクレームを受けても、悩みすぎないポジティブ思考も欠かせません。
もしメンタルの強さに自信がない人は、日頃から悩みを人に打ち明ける練習をしておきましょう。

5.幅広い年代の人とコミュニケーションとれる人
コミュニケーション能力が高い人は保育士としての素質が大いに備わっています。保育士は人と接する機会が多いため、コミュニケーション能力が高いと仕事に役立つでしょう。
特に、子どもから大人まで幅広い年齢層とコミュニケーションをとれる人は重宝されます。
コミュニケーション力は話す力と同様に、聞く力も重要な能力といえます。

6.観察力が優れている人
観察力が優れている人は保育士に向いているでしょう。保育士は子どもの表情を見ながら、感情や体調の変化に気付くことが求められます。
また、保育士は子どもたちの行動を予測しながら常に配慮しなければなりません。「ここにイスがあれば遊びやすいかもしれない」「ハサミはしまっておこう」など、見通しを立てる必要があります。

保育士に向いている人が活躍できる職場
保育士に向いている人が活躍できる職場は保育園だけではありません。ここからは、保育士資格があると有利な職業・職場をご紹介します。
- 幼児教室
- ベビーシッター
- 学童
- 子育て支援センター
- 保育ママ
1.幼児教室
保育士資格があれば幼児教室でスタッフ・講師として働く際に有利です。子どもと関わることが多いので、子ども好きの人でも楽しみながら働けるでしょう。
例えば、スポーツ・芸術・英語・お受験対策などがあります。

2.ベビーシッター
保育士に向いている人はベビーシッターもおすすめです。ベビーシッターは基本的に1~2人の子どもの面倒を見るので、少人数のお世話をしたい人にも適しているでしょう。
家庭によって勝手が異なるので、ベビーシッターの仕事をする際は気を付けましょう。ベビーシッターで面倒をみる子どもの年齢は0歳~12歳程度と幅広いのも特徴です。

3.学童
小学生以上の子どもと接したい人は学童のスタッフがおすすめです。小学1年生~3年生までの子どもが多いものの、なかには6年生まで預かっている学童もあります。
学童は持ち帰り業務や残業がほとんどないのもメリットです。

4.子育て支援センター
地域の子育て支援に興味がある人は子育て支援センターの職員がおすすめです。子育て支援センターでは、育児相談や親子のサポートをメインの業務として行います。
育児にまつわる悩みを専門的に答えられると信頼関係を築けます。

5.保育ママ
自宅で預かり保育をしたい人は保育ママとして働くことをおすすめします。保育ママとは、おもに3歳までの子どもを預かる保育支援方法です。
また、個人事業主として登録されるので、自分の都合に合わせて働けるのも強みといえるでしょう。仕事とプライベートを両立させたい人に向いています。
なお、保育ママは自治体に登録する方法が一般的です。自治体への登録方法も確認しておくと安心できるでしょう。

保育士に向いていない人の特徴・対処法
ここからは、保育士に向いていないと感じるかもしれない人の特徴をご紹介します。それぞれの特徴は以下のとおりです。
- 消極的な人
- 体力がない人
- 潔癖症の人
- 手先が不器用な人
1.消極的な人
消極的な人や恥ずかしがり屋の人は保育士に向いていない傾向が高まります。保育士は絵本の読み聞かせや歌の時間など、子どもの前で披露する機会が多々あるからです。
また、消極的な人は保護者との関係を築きにくいデメリットがあります。

2.体力がない人
体力がない人も保育士の適正を実感しにくいでしょう。保育士は子どもに1日中付きっきりのため、体力を大きく消耗します。
そのほかにも、重い荷物を持ったりすることも多いので注意が必要です。体力に自信がない場合は徐々に体づくりをしていくとよいでしょう。

3.潔癖症の人
潔癖症の人は保育士の仕事がしづらい傾向があります。保育士の仕事は子どものオムツを替えたり、食べこぼしを拭くことが求められます。
汚れを処理したあとは手洗い・消毒などを徹底して行うものの、汚れてしまうことに強い抵抗がある場合は保育士の適正を感じにくいかもしれません。

4.手先が不器用な人
手先が不器用だと保育士の業務がやりづらくなってしまうでしょう。保育士はピアノの伴奏や子どもに絵を描くなど、器用さが求められる仕事が多々あります。
不器用であるがゆえに周りの保育士と自分を比べてしまい、「保育士に向いていないかも」と感じてしまう人も少なくありません。

保育士の業務内容は大きくわけて2つ!
保育士の適正は実際の業務とどのように関わっているのでしょうか。保育士の業務を大きく2つに分類し、それぞれ詳しくみていきましょう。
子どもと遊ぶ
保育士のメイン業務には子どもと遊ぶことが含まれます。子どもにさまざまな遊びを経験させることで、社会性や人間関係を築かせるのがねらいです。
また、食事指導や着替えの手伝いなど、日々の生活に直結するお世話もする必要があります。
そのほかにも、子どもが安心して過ごせるように環境を整えるのも重要な仕事です。

事務作業
保育士は子どもと遊ぶ以外にも、事務作業の割合が非常に高い職業といえます。例えば、保護者と連絡帳のやりとりをしたり、業務報告書を書くのも業務の一環です。
事務作業は締め切りを管理する力とコツコツ継続する力の両方大切です。

保育士適正がないと仕事は続けられない?
適正がないと保育士の仕事を続けられないと考えがちですが、そんなことはありません。なぜなら、保育士の適正は働いていくうちに身に着けられる場合がほとんどだからです。
また最初のうちは体力に自信がなくても、日々の業務をこなしていくちに自然と身に着けられます。
なお「東京都保育士実態調査」によると、保育士の退職理由は結婚や妊娠出産・給料・職場の人間関係の割合が大きい傾向です。
「保育士に向いていない」という理由で辞めている人は6%ほどしかいないため、適正がなくても仕事を続けられないわけではありません。

参照:東京都保育士実態調査
保育士がどの職場に向いているか見分けるコツは?
「この職場、自分には合わないかも…」と感じたことはありませんか?せっかく保育士になっても、自分に向いていない職場で働くのは苦痛ですよね。
ここでは、自分がどういう職場に向いているか見分けるコツについて解説します。
(1)自己分析をする
まず、自分のやりたいことや得意を見つけるために自己分析をしてみましょう。自己分析と聞くと、「難しそう」「よくわからない」と感じる方もいるかもしれませんね。
しかし、実際やってみると、自分の価値観がだんだんわかってくるためおすすめです。

(2)その職場で身に付くスキルの情報を集める
自己分析をしていくと、将来的にこうなりたい、こういう仕事に就いていたいというビジョンが少しずつ明確になります。自分の目指すキャリアを実現できる職場を探していくと良いでしょう。

とはいえ、転職先の情報を集めるのは骨が折れる作業ですし、直接聞かないとわからないことも多いです。
次に説明する見学時に質問するのも良いですし、聞きにくいことは転職サイトのアドバイザーにお任せするという方法もありますよ。
(3)見学にいき、園長や施設長の話を聞く
自分が転職したい施設への見学は、なるべく行うようにしましょう。直接見学を行うことで、下記のメリットがあります。
- 園長やスタッフの雰囲気やコミュニケーションがわかる
- 多くの質問ができる
- 業務について具体的にイメージしやすい
- 立地や通勤のしやすさなどがわかる
- 保育方針に沿った保育を行っているか観察できる
特に園長とのコミュニケーションをしっかり行いましょう。保育に対する考え方は、言動にも表れてきます。

保育士に向いている人が転職を考える前にしておくべきことは?
最後に、保育士への転職を考える前に確認しておくべきポイントをご紹介します。確認ポイントは以下のとおりです。
- 保育士資格を目指す
- 転職エージェントを活用する
1.保育士資格を目指す
保育士に転職したい場合は保育士資格が欠かせません。学科試験・実技試験に備えて、徹底的に準備を行いましょう。
なお、職場によっては保育士資格がなくても保育園で働ける場合があります。保育士資格が必要かどうか求人をしっかり確認しておきましょう。

2.転職エージェントを活用する
保育士の転職に不安を抱えているなら転職エージェントの活用がおすすめです。なかには、保育士転職に特化した転職エージェントもあるため、効率的に転職活動を進められるでしょう。
初めて転職活動をする人でも心強い味方になってくれるでしょう。なお、転職サービスによっては、給料や入社日を交渉してくれるところもあるので、積極的に活用してみてください。

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よくある質問
まとめ
今回は保育士に向いている人・向いていない人の特徴をご紹介しました。保育士に適正がある人の特徴は、子ども好きの人・体力がある人・コミュニケーション力が高い人などさまざまです。
しかし、現段階で保育士適正がないからといって、保育士の仕事ができないとは限りません。適正は働いていくうちに磨かれる場合も多く、日々の仕事に一生懸命取り組むことが重要です。
保育士への転職を考えている場合は保育士資格の取得を目指すほかにも、保育士に特化した転職エージェントの活用を検討してみるとよいでしょう。
ぜひこの記事を参考にしながら、保育士のキャリアを積み上げてください!
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