
「信頼できるサイトで転職活動をしたい」と考える医師も多いでしょう。ひとくちに転職サイトと言っても、産婦人科・小児科も取り扱っているものやコンシェルジュサービス、専門医歓迎のものなどさまざまです。
そこで今回は、医師の転職におすすめ転職サイト・転職エージェントを紹介し、求人数順のランキングも公開します。また、医師免許で転職できる医師以外の職種や相談会についても解説しています。

医師におすすめの転職サイト5選
医師の転職におすすめの転職サイトを厳選して5社紹介します。キャリアアップや医師以外の転職など、転職の理由や目的はさまざまです。
利用実績が多い転職サイトを厳選して紹介しています。転職を考えている医師の方は、ぜひチェックしてみてください。
医師転職ドットコム
- 50,000人以上の支援実績
- 対応の丁寧さ満足度93.4%※なので安心
- 5年後のキャリアプランニングの相談も可能
医師転職ドットコムは、医師50,000名以上の支援実績がある転職サイトです。非公開求人も保有しているため、質の高い求人を見つけられる可能性が高いでしょう。
また、専門のコンサルタントが手厚いサポートをしてくれます。特に転職に必要な自己分析の支援や5年後のキャリアプランニングも相談できるので、自分に合った転職が実現しやすいです。
「医師転職研究所」ページでは、データで医師の転職事情を確認できます。活動前にチェックしておきましょう。

※公式サイトより
運営会社 | 株式会社メディウェル |
主なサービス(機能) |
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公開求人数※2021年4月28日時点 | 21,540件 |
拠点 | 札幌/仙台/東京/名古屋/大阪/広島/福岡 |
※出典:公式サイト
マイナビドクター
- 大手マイナビが運営する医師専用の転職サイト
- 給与の条件交渉なども代行してくれる
- 医療機関の取引先は20,000件以上と豊富
マイナビドクターは、大手転職サイトマイナビが運営する医師専門の転職サイトです。医師専任のキャリアパートナーが転職活動をサポートしてくれます。
自由診療や科目不問などの求人があります。さらに正社員だけではなく非常勤求人も探せるため、幅広いニーズを満たしてくれるサービスだと言えます。

運営会社 | 株式会社マイナビ |
主なサービス(機能) |
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公開求人数※2021年4月28日時点 | 12,409件 |
拠点 | 東京 |
※出典:公式サイト
ドクターキャスト
- 正社員からアルバイトまで、雇用形態を問わず扱っている
- 地方・へき地・離島などの地域医療の求人も掲載
- 転職後のサポートも手厚い
ドクターキャストは、正社員はもちろんアルバイトなど雇用形態を問わないさまざまな求人を取り扱っているサイトです。
希望に合う求人が見つからなかった場合には、一度コンサルタントに相談してみましょう。非公開求人や掲載前の求人を紹介してもらえます。
また、転職後もサポートしてもらえるのも大きなメリットです。希望条件と実際の勤務に違いがあった場合にも話し合いをしてくれるので安心です。

運営会社 | 株式会社メディカルキャスト |
主なサービス(機能) |
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公開求人数※2021年4月28日時点 | 3,824件 |
拠点 | 東京/大阪/福岡 |
※出典:公式サイト
民間医局
- 年間成約数は50,000件※
- 女性医師の成約実績多数
- 依頼者本位の転職をサポート
民間医局は、1997年に運営を開始した実績のある転職サイトです。年間成約数は50,000件※を誇っており、豊富なノウハウを持っています。
単に求人を紹介するだけでなく、求職者の「価値の再発見」を手助けしてくれます。たくさんの選択肢の中から最適なものを選べるように、求職者本位の転職をサポートしてくれるのも大きなメリットです。

※公式サイトより
運営会社 | 株式会社メディカル・プリンシプル社 |
主なサービス(機能) |
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公開求人数※2021年4月28日時点 | 13,164件 |
拠点 | 東京/札幌/宮城/埼玉/千葉/神奈川/群馬/愛知/石川/大阪/京都/兵庫/広島/香川/福岡/熊本/沖縄 |
※出典:公式サイト
JMC
- 8割の非公開求人で好条件の転職が期待できる
- 「しつこくしません。押し付けません。」がモットー
- 経験豊富なエージェントで安心
JMCは、保有している求人全体の8割が非公開求人となっています。医療機関や企業とのパイプが太く、内部情報などを知ることが可能です。
また、「しつこくしません。押し付けません。」がモットーのため、エージェントにしつこくつきまとわれるという心配もありません。
なお、在宅医療求人や女性医師の転職支援などの求人特集もあります。医師にまつわる税理士や社労士のサポートページもあるので参考にしてください。

運営会社 | 日本メディカルコネクション株式会社 |
主なサービス(機能) |
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公開求人数※2021年4月28日時点 | 13,089件 |
拠点 | 東京/名古屋 |
※出典:公式サイト
医師の転職におすすめの転職サイトランキングTOP3
ここからは、本記事で紹介したおすすめの転職サイトの中から公開求人数が多い順にTOP3を紹介します。
※2021年4月28日時点の情報です。最新の情報とは異なる可能性があります。
1位:医師転職ドットコム(求人数21,540件)
- コンサルタント
- キャリアプランニング
- 新着求人メルマガ
- 面接・条件交渉
- 入社後のフォローアップ
- 転職ノウハウ
2位:リクルートドクターズキャリア(求人数13,603件)
- 専任アドバイザー
- 個別面談
- 医師の転職マニュアル
- 施設との条件交渉を代行
3位:民間医局(求人数13,164件)
- キャリア面談
- 求人のアレンジや条件交渉
- 面接見学設定/面接同行・同席
- 女性医師サポート
- 専攻医サポート
医師におすすめの転職エージェント3選
転職エージェントを利用すれば、より細かなサービスを受けられます。ここからは、コンシェルジュなどのサービスが便利な転職エージェントを厳選して3社紹介します。
エムスリーキャリアエージェント
- 転職希望医師の登録実績が9年連続No.1※
- 企業産業医やCROの求人も多数保有
- 60歳以上OKのため、ミドル以上の転職にもおすすめ
エムスリーキャリアエージェントは、転職希望医師の登録実績が9年連続No.1※を誇る転職エージェントです。29万人の医師が登録しており、早期・長期のどちらの転職の相談もできます。
60歳以上OKの求人もあるため、ミドル以上の転職にもおすすめです。

※公式サイトより
運営会社 | エムスリーキャリア株式会社 |
主なサービス(機能) |
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公開求人数※2021年4月28日時点 | 12,623件 |
拠点 | 東京/大阪 |
※出典:公式サイト
リクルートドクターズキャリア
- 業界最大級の求人数・情報量
- 非公開求人は1万件以上
- 39の診療科目に関する転職動向を徹底リサーチ
リクルートドクターズキャリアは、医師専門で40年以上転職支援を行ってきた転職エージェントです。非公開求人は約1万件以上保有しています。
科目別の転職動向特集ページでは、39の診療科目に関する転職動向を徹底リサーチしています。複数の科目を検討しているなら、転職活動の合間に読んでみてはいかがでしょうか。

運営会社 | 株式会社 リクルートメディカルキャリア |
主なサービス(機能) |
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公開求人数※2021年4月28日時点 | 13,603件 |
拠点 | 東京 |
※出典:公式サイト
医師転職コンシェルジュ
- 転職後の医師の満足度が97%※と高水準
- 情報管理を徹底しており調整が具体化するまで個人情報は開示されない
- 条件交渉などを全て代行してくれる
医師転職コンシェルジュは、全診療科を対象に医師の仕事探し、転職をサポートしてくれる転職エージェントです。海外医師求人も掲載されています。
さらに、条件交渉・労働条件書の作成・辞退の代行などを全て任せられるので、負担なく転職が可能です。

※公式サイトより
運営会社 | 株式会社レイ・クルーズ |
主なサービス(機能) |
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公開求人数※2021年4月28日時点 | 3,523件 |
拠点 | 大阪/東京 |
※出典:公式サイト
医師向け転職サービスの選び方
医師向けの転職サービスは多数あるため、利用する際に悩むことも少なくありません。

- 医師向けに特化しているサイトであるか
- 求人の数は多いか
- 担当するアドバイザーの質は良いか
- 口コミ評判は良いか
ここでは医師向けの転職サービスを選び方を紹介します。
医師向けに特化しているサイトであるか
医師の求人を取り扱う転職サイトの中には、医師に特化していないものも存在します。医師として働きたいのであれば、医療業界に特化した転職サイトを選びましょう。
一般職と異なり、医師は専門知識や資格、技術が必要になる職種です。そのため、一般の求人サイトには掲載される機会は、少なくなります。
また、医師向けの求人を取り扱う転職サイトの場合、所属するアドバイザーも業界の転職事情を知っていることが多いです。

求人の数は多いか
医師向けの転職サイトや転職エージェントは数多く存在しますが、サイトによって掲載求人数が異なります。
掲載されている求人数が少ないということは、それだけ選ぶ選択肢が減ってしまうということです。なるべく求人数が多いサイトを選びましょう。
非公開求人は転職サイトによって扱っている内容が変わってきます。自分に合った求人を取り扱う転職サイトを選ぶことも重要です。

担当するアドバイザーの質は良いか
転職サイトや転職エージェントでは、求職者にアドバイザーがついてくれることも珍しくありません。
アドバイザーは転職成功に向けて、求人を探してくれるだけでなく模擬面談や書類添削、カウンセリングなどを担当します。
在籍するアドバイザーについては公式サイトで紹介されていることも多いため、登録前に一度チェックしましょう。
また、アドバイザーとの相性もあるため、合わないと思ったら担当を変えてもらうことや別の転職サイトと並行して活用するのもおすすめです。

口コミ評判は良いか
転職サイトを選ぶときは、公式サイトを見るだけでなく口コミや評判も確認しておくと安心です。
口コミサイトでは、実際に転職サイトを利用した人のリアルな声が載っているため、良い部分だけでなくイマイチな部分も書かれていることがあります。

医師が転職サービスを利用するメリット
転職サイトや転職エージェントを利用しなくても、転職自体は行えます。

そこでここでは、医師が転職サービスを利用するメリットについて解説します。
- 数多くの求人から自分に合ったものが選べる
- 条件などの交渉を代行してもらえる
- 自分を客観的に見ることができる
- 無料で利用できる
メリットの内容をそれぞれ詳しく見ていきましょう。
数多くの求人から自分に合ったものが選べる
転職エージェント以外の代表的な転職方法には、知人の紹介やハローワークの活用があります。しかし、そのどれも取り扱う求人が限定的です。
数少ない求人から転職先を探し出すことは困難で、妥協して転職先を決めるか、長期間をかけて転職活動を行う必要があります。
選択肢の数は多い方が、自分に合ったものが探しやすいでしょう。
条件などの交渉を代行してもらえる
転職エージェントには、医師の転職に特化したアドバイザーが存在します。アドバイザーは転職の助言をしてくれるだけでなく、先方への条件交渉も行ってくれます。
給与や休日などの待遇は、本人だと交渉しにくい部分なので、代わりに行ってくれるのは心強いでしょう。

自分を客観的に見ることができる
転職エージェントを利用せず自分の力で転職活動を行う場合、すべて自分の主観で進めていくことになります。
主観だけで転職活動を行うと、求めていた求人と違う企業に転職することになったり、面接で的外れな回答をしてしまったりすることがあります。
転職エージェントは、求職者の強みやアピールポイントを企業目線で客観的に見てくれるため、内定までスムーズに進めることに有効です。

無料で利用できる
医師向け転職エージェントのほとんどは、無料で利用することができます。書類添削や模擬面接、セミナーへの参加をしても課金する必要はありません。
お金をかけずに、求人を探すところから現職の退職の手伝いまでお願いできるのであれば、利用しない手はないでしょう。

医師が転職サービスを利用するデメリット
医師が転職サービスを利用して転職活動を行うのは、メリットがたくさんある一方で、デメリットも存在します。
デメリットをしっかり理解しておくことで、転職活動のミスが防げるでしょう。
- アドバイザーの能力に差がある
- 想定していた期間内に転職ができないケースがある
- 契約報酬を重視した転職を勧められるケースがある
アドバイザーの能力に差がある
転職エージェントには複数のアドバイザーが存在しており、それぞれの得意・不得意にも差があります。そのため、求職者によって相性が合わないこともあるでしょう。
医師の資格を活かして一般企業に転職したい場合、病院への転職実績が豊富なアドバイザーだと心細く感じても仕方ありません。
担当のアドバイザーとの相性が良くない場合や力不足が感じられる場合は、担当の変更をお願いしましょう。

想定していた期間内に転職ができないケースがある
転職エージェントのアドバイザーは、求職者に合った求人を紹介してくれます。そのため、合っていないと判断したものは無条件に弾かれるのです。
結果、紹介される求人が少なく転職までに時間がかかってしまうことがあるようです。
転職サービスを活用すると自分に合ったもののみに応募できるため、転職後のミスマッチを防げます。転職までに時間がかかっても結果的に良い転職ができることも多いです。
また、アドバイザーは時間をかけても求職者に合った求人を紹介し、サポートしてくれるので、安心して利用できるでしょう。

契約報酬を重視した転職を勧められるケースがある
求職者は無料で転職エージェントを利用できますが、転職成功したときに転職先の企業からエージェントに報酬が支払われます。
支払われる報酬は、企業ごとに異なる場合がほとんどなので、転職先によっては契約報酬に大きく差がでます。
紹介される求人に違和感を覚えたら、担当者に聞いてみたり他の転職エージェントに切り替えたりすることでミスマッチを防げます。

医師が転職サービスを利用する際の注意点
医師の転職エージェントを使った転職活動はメリットが大きく、使わない方が損とも言えます。
しかし、注意点を押さえておかなければ、せっかくの転職エージェントの利用が逆効果になることがあります。

職場見学で転職活動がバレてしまう
転職を検討した際、実際の企業や病院を見ておきたいと思い、見学することも少なくありません。
院内などで見学中、現職で関わりのある人に見られてしまい転職活動がバレることが考えられます。
また、転職サイトに登録する時点で、勤め先の企業からの閲覧を制限することも可能です。通常の転職活動でバレることは少ないでしょう。

転職サイトによってサービスの差がある
医師に限らず、転職サイトにはさまざまなサービスが存在します。求人の紹介や転職サポートはもちろんですが、転職後の支援やセミナー開催など、転職サイトによってサービス内容にばらつきがあります。
また、同じサポート内容がある場合でも転職サイトが変われば、力を入れている部分や強味も変わるのが当然です。
視点を変えた意見やサポートは、求職者のベストを引き出してくれるでしょう。まずはいくつかの転職サイトに登録し、自分に合ったサポートを見つける必要があります。
模擬面接やスキルの棚卸など、自分の苦手としているポイントを強化している転職サービスを選ぶことが重要です。

医師が転職を成功させるためのポイント
多忙な医師にとって、円滑な転職活動は時間や労力の削減になります。そこで押さえておきたい5つのポイントを解説します。
- 転職の目的を明確にする
- 契約内容はしっかり確認する
- 業界の動向をリサーチしておく
- 転職活動の期間にゆとりを持つ
- 転職サービスを利用する
転職の目的を明確にする
医師で転職を考えている人は、どのような目的で転職活動を始めますか?まずは、自分の転職の目的を把握しておくことが重要です。
今回の転職が能動的な転職である場合は、一度転職以外の方法を検討してみるのもいいでしょう。
「年収を上げたい」「休みをしっかりとりたい」「家事・育児と両立したい」など、転職の目的は人によってさまざまです。
自分に合った目的を明確にしておくことで、希望の条件を絞ることができます。
契約内容はしっかり確認する
転職先によって就業規約などの契約内容は異なります。そのため、契約書にサインする前に、必ず契約内容を確認しましょう。
特に医師は、外来や病棟、医局や施設など、働く場所によって勤務体制や人間関係が変わってくるため、この場で再確認しておくと安心です。
職場見学の際は、現場を見られて現職の関係者に転職活動がバレないように気をつけましょう。
業界の動向をリサーチしておく
医療業界にも流行や動向があり、市場価値は一般企業と同じく変動していきます。専攻している業界や科目の現状はどうなのか、今後もニーズはありそうなのかなど、把握しておきましょう。
また、医療業界もデジタル化が急速に進み、オンライン診療を取り入れる医院も今後増えていく見込みです。
また、日本で問題になっている少子高齢化は今後も加速すると言われています。今後は高齢者の診療や管理ができる医師が重宝されることもあるでしょう。
また、自身の知識もアップデートしていくことで、企業に求められる人材になりやすいです。

転職活動の期間にゆとりを持つ
転職活動の平均期間は、約3カ月と言われています。この結果から多くの転職者は、転職を決めてから早々と次の仕事に就いていることがわかるでしょう。
しかし転職を成功させるためには、自分の条件に合った企業に出会うことが重要です。焦って探し、妥協した条件で転職を決めても長続きしないことがあります。
長期戦になることも覚悟し、余裕を持ったスケジュール管理をしましょう。

転職サービスを利用する
医師が使う転職サービスは、主に転職サイトと転職エージェントです。転職サイトと転職エージェントには、大きくサービス内容に違いがあります。
自分に合ったサービスを選ぶほか、どちらにも登録することもおすすめです。
転職サイト |
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転職エージェント |
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医師で転職サービスを活用した人の口コミには、早めに利用した方が良いとの声も見られました。
第三者が間に入ることでスムーズな転職活動がきたり、複数の転職会社と連絡を取ることで情報を鵜呑みにすることなく転職できるとのこと。
転職活動は長引くほど、精神的にも疲れてくることがあります。その際、相談に乗ってくれる相談は心強いでしょう。
自分と相性の良い担当者がいる転職サービスを探す必要があるため、何社か登録し密に連絡を取るのがおすすめです。

医師免許で転職できる医師以外の職種
医師免許を持っているなら、医師以外の職種でも転職が可能です。医師が異業種に転職することは、今や珍しいことではありません。まずは医師免許を生かして転職できる職種を紹介します。
医師免許が生かせる職種
医師免許が生かせる職種は以下の通りです。それぞれ詳しく紹介していきます。
- 一般企業
- 大学病院の研究室
- 公務員
- 産業内科医
一般企業
医師免許があれば、一般企業への転職も可能です。例えば、新たな新薬を開発するため製薬会社で研究を行うのも良いでしょう。
臨床医ならではの感覚で仕事に取り組むことができれば、会社からの信頼を勝ち取ることができます。

大学病院の研究室
臨床の研究には、チーム内に医師が必要であることが多いです。なぜなら、教科書の知識だけでは対応できない場合があるからです。

公務員
医師免許や歯科医師免許を持っている人だけがなれる国家公務員として「医系技官」があります。医系技官とは、医学の専門知識を生かして医療対策に関わる仕事のことです。
厚生労働省では医系技官を目指す人向けのセミナーも開催されているので、興味がある方は参加してみると良いでしょう。


企業内産業医
産業医とは、医学に関する専門的な立場から、 職場で労働者の健康管理等を行う医師のことを言います。通常の診療や治療は行いませんが、社員が働けるか働けないか判断する大切な役割です。

医師としての経験が生かせる職種
次に、医師としての経験が生かせる職種を紹介します。以下、それぞれ詳しく解説していきます。
- 医療系IT企業
- コンサル業界
- 政治家
医療系IT企業
数ある企業の中でもIT業界は今進歩が目覚ましく注目されています。さまざまな分野での導入が進んでおり、医療の分野に関してもITの技術は導入されつつあります。
例えば、ITと金融を融合させたフィンテックなどが有名です。医療系IT企業では医療に関する専門的な知識が求められます。

コンサル業界
医師からコンサルタント業に転職も可能です。企業のコンサルタントと聞くと弁護士や公認会計士などを想像する人も多いですが、実際に医師免許を持ったコンサルタントは存在します。
医療に関する経験と知識があれば、企業に貢献できるコンサルタントとして活躍できるでしょう。

政治家
医師免許を持つ政治家は意外にも多く存在します。
現場の経験を元に、政治家として医師の働き方についての制度を変えることを目指す医師もいます。

転職活動にベストなタイミングはいつ?
医師の求人は通常の求人と比べ数が少ないため、ライバルと争うことになる可能性もあります。キャリアアップを目指すなら、転職先の選択肢は多いほうが良いでしょう。
では、実際にどのタイミングで転職をするのが良いのでしょうか。以下、医師が転職を考えるタイミングについて解説します。
ベストな転職のタイミングはある?
一般的に医師の転職は年度の区切りが多いと言われています。理由としては、減給や人事評価などでモチベーションが下がった医師が転職を考える時期だからです。
病院は新しい人材を採用するため、2カ月~3カ月前には求人の募集を開始します。年度の区切りから逆算すると、遅くとも12月までには転職活動を始めるのが良いでしょう。

転職活動を始める時期
転職活動を始めるなら早ければ早いほど良いでしょう。しかし、忙しく時間が取れない方は転職を希望する時期から逆算して3ヶ月前くらいから始めるのがベストです。

タイミング以外で重要視するポイント
転職時に大切なのはタイミングだけではありません。以下の点も考慮して活動を進める必要があります。
- 診療ジャンル
- 専門
- 職場の人間関係
- 福利厚生
- 教育カリキュラム
せっかく転職しても、モチベーションが上がらない職場では意味がありません。求人内容をよく比較して、自分に合ったものを見つけましょう。
また、相談会への参加もおすすめです。転職サイト・エージェントでは、無料で参加できる転職相談会も随時開催されています。転職を迷っているという人も気軽に参加してみてください。

よくある質問
まとめ
サポートや求人が充実した医師におすすめの転職サイト・転職エージェントについて紹介しました。また求人数を比較した転職サイトランキングも掲載しています。
サイトによって特色が異なるため、高年収を目指すなら専門医歓迎の求人を多く取り扱っているサイトなどを利用しましょう。
転職相談会は無料で開催されているので積極的に活用するのがおすすめです。失敗しない転職のタイミングは、募集件数が増加する4月・10月頃がおすすめです。
